このページでは、子供向けプログラミング言語 Scratch(スクラッチ)のScratchコミュニティーサイトのアカウントを持つことのメリットを説明します。
[目次]
1.アカウントに関する基本用語
1.1.ユーザー
1.2.アカウント
1.3.サインアップ
1.4.サインイン
1.5.サインアウト
1.6.YouTube動画:サインアップ、サインイン、サインアウト
2.Scratchコミュニティ―サイトのアカウント
2.1.Scratchコミュニティ―サイトのアカウント作成に関するルール
2.2.サインインしなくてもできること
2.2.1.スタジオ
2.3.サインインしたらできること
2.3.1.リミックス
2.3.2.クラウドデータ
2.3.3.Scratcher(スクラッチャー)
1.アカウントに関する基本用語
Scratchを開発したマサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボライフロングキンダーガーテングループが運営するScratchコミュニティーサイトhttps://scratch.mit.edu/では、ユーザーがアカウントを持つことができます。
1.1.ユーザー
ユーザーのITの用語としての意味は、利用者とか使用者です。
1.2.アカウント
アカウントのITの用語としての意味は、ユーザーが特定のサービスを利用するために登録をして得る権利のことで、通常、アカウントの登録には他のユーザーとの違いが一意に認識できる他と同じでないユーザー名とパスワードの2つが必須です。
1.3.サインアップ
あるサービスに登録してアカウントを取得することを、アカウント作成、サインアップ、ユーザー登録、アカウント登録、アカウント取得などといいます。
Scratchコミュニティーサイトでは、サインアップと言います。
なお、Scratchコミュニティーサイトのサインアップではメールアドレスも必要で、さらに、16歳未満の方がサインアップする場合は親または保護者のメールアドレスが必須です
1.4.サインイン
登録したアカウントの識別に必要な情報(ユーザー名とパスワード)を入力して、毎回行うサービスの利用開始手続きを、サインイン、ログインなどといいます。
Scratchコミュニティーサイトでは、「サインイン」の用語が使用されています。
1.5.サインアウト
毎回行うサービスの利用終了手続きを、サインアウト、ログアウトなどといいます。
Scratchコミュニティーサイトでは、「サインアウト」の用語が使用されています。
1.6.YouTube動画:サインアップ、サインイン、サインアウト
「Scratch3.0:Scratchコミュニティーサイトにサインアップ(登録)する方法(2021年12月1日現在)」は、Scratchコミュニティーサイトにサインアップする方法を説明するIT企画研究所のYouTube動画です。
また、「Scratch3.0:Scratchコミュニティーサイトにサインイン(ログイン)する方法とログアウト(サインアウト)する方法(2021年12月2日現在)」は、Scratchコミュニティーサイトへのサインインとサインアウトの方法を説明するIT企画研究所のYouTube動画です。
2.Scratchコミュニティ―サイトのアカウント
2.1.Scratchコミュニティ―サイトのアカウント作成に関するルール
Scratchコミュニティーサイトのアカウント作成、すなわち、サインアップは無料で誰でも行えます。
ただし、先ほども述べた通り、16歳未満のユーザーは、サインアップに保護者のメールアドレスが必要です。
生年月、性別、国籍も問われますが、これは、Scratchの全世界からのユーザーに関する統計情報の更新に利用されます。
この統計情報https://scratch.mit.edu/statistics/ は、随時更新されていて、誰でもいつでもアクセスできます。
2.2.サインインしなくてもできること
Scratchコミュニティーサイトのアカウントがなくても、またアカウントを持っていてもサインインしていないときでも、できることは次のことなどです。
・オンラインエディターの利用
・オフラインエディターのダウンロード
・フォーラムの閲覧
・公開されたプログラム(プロジェクトとも言います)の閲覧
・公開されたスタジオ(下方で説明)の閲覧
などです。
2.2.1.スタジオ
スタジオとは、0個~複数のプログラムをまとめて置いて管理できるScratchコミュニティーサイト内の場所のことです。
スタジオとプログラムの関係は、フォルダやディレクトリとファイルの関係と似ています。
2.3.サインインしたらできること
Scratchコミュニティーサイトのアカウントを作成しサインインしたら、しないときにできることにプラスして、更に次のことなどができます。
・自作のプログラムのScratchコミュニティーサイト上での保存
・自作のプログラムのScratchコミュニティーサイト上での共有(共有とは、公開して、リミックスも許可している状態のこと。リミックスは下方で説明)
・他者のプログラムのリミックス(リミックスは下方で説明)
・フォーラムなどでのコメントの投稿
・サイト内で貢献が認められれば、Scratcher(スクラッチャー。下方で説明)に昇格し、Scratcherになるとクラウドデータを使ったプログラムの作成が可能(クラウドデータは下方で説明)
・その他、Scratcherになってからの積極性と貢献度により、スタッフに要請されある種の権限を与えられてボランティアとしてScratchコミュニティーサイトでスタッフに力を貸していらっしゃる方も有
2.3.1.リミックス
リミックスとは、他者の作成したプログラムを元にして新しいプログラムを作ることです。
Scratchはクリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承 2.0 一般ライセンスで配布しています。
そのため公開したものについては、他者が自由に(もちろん、オリジナルの制作者には敬意を払い、そのプログラムが使用している本体以外の他のコンテンツ…音源や画像など…のライセンスは自分で調べてそれらの権利を侵さない範囲内で)利用できます。
ScratchコミュニティーサイトのFAQページのリミックスの説明はhttps://scratch.mit.edu/info/faq/#remix。
2.3.2.クラウドデータ
クラウドデータとは、他のユーザー(の、具体的にはScratcher同士)と共有できるインターネット上のScratchの特殊なデータのことです。
2.3.3.Scratcher(スクラッチャー)
Scratcherとは、Scratchコミュニティーサイトにアカウント作成をしているユーザーが、Scratchコミュニティーサイトに貢献していたり、Scratchコミュニティーサイトで活発に活動しているユーザーであると、Scratchコミュニティーサイトの管理者に認められた場合に与えられる称号です。
Scratcherに昇格するために、具体的にどんな貢献や活動がどのくらいの期間/時間以上必要なのかは公になっていません。
アカウント作成後、プログラムをいくつか作って公開したりリミックスしたりフォーラムに参加しているうちに、ある日Scratchコミュニティーサイトの手紙のマークのメニューに番号のマークがついて(サイトのシステムからメッセージがその数だけ連絡が届いているという意味)開けてみると、あなたはScratcherになりましたという連絡だったという流れになります。
Scratcherにも内部的にはランクがあるなど、詳細はまた別の機会に説明したいと思います。
Scratcherになると、スタジオを作成できたり、クラウドデータを使用できるようになります。
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