夏休み1日10分 ブログでScratch講習(大人向け):第1弾<絵を描く>1日目
1. 線を描く―基本:スプライトはペンになる!
(1) [ペン]グループの[ペンを下ろす]ブロック
(2) [動き]グループのブロックで移動する
(3) [ペン]グループの[ペンを上げる]ブロック
(4) 別スプライトのスクリプトのコピー
Scratchでは、どんなスプライト(動かすもの)でもペンになります。
今回は、まず、Scratchを新規作成で開くと用意されている猫のスプライト(動かせるもの)を、ペンとして利用して線を描いてみます。
スプライトをペンとして線を描く方法
スプライトを使って線を描く手順の概要は、[ペンを下ろす]⇒スプライトを移動⇒[ペンを上げる]です。
描かれる線は、スプライトで選択されているコスチュームの中心が、ステージ上を移動した軌跡です。
今回は、猫のスプライトを100歩動かして、その軌跡を線として描画します。
- Scratchのエディターを起動します。
- 猫のスプライトのスクリプトを作るために、スプライトリストの猫のスプライトのサムネイルをクリックして、スクリプトエリアを表示します。
- [ペン]グループの[ペンを下ろす]ブロックをスクリプトエリアにドラッグ&ドロップします。
- [動き]グループの[〇歩動かす]ブロックを[ペンを下ろす]の下に付けてドラッグ&ドロップし、「〇」に「100」と(半角で)入力します。
- [ペン]グループの[ペンを上げる]ブロックを[〇歩動かす]の下に付けてドラッグ&ドロップします。
- [イベント]グループの[緑の旗がクリックされたとき]ブロックをスクリプトの一番上に付けてドラッグ&ドロップします。
- プロジェクトを実行するために、ステージの右上の緑の旗をクリックします。
ここまでの流れを次の動画でご覧いただけます。
猫の口元あたりから線がひかれました。
線はスプライトのスクリプトの中心の動いた軌跡です。
スクリプトの中心の変更方法は、次のテーマで取り上げる予定です。
では、次に、組み込みの鉛筆のスプライトを読み込んで、鉛筆のスプライトをペンとして、猫のスプライトのスクリプトをコピーして線を描いてみます。
スクリプトをコピーする方法はいくつかありますが、今回はドラッグを使う簡単な方法を紹介します。
別スプライトのスクリプトをコピーする方法
- 組み込みの鉛筆のスプライトを読み込むので、[新しいスプライト]のギガのマークにマウスを合わせ[スプライトをライブラリーから選択]と表示されたらクリックします。
- 鉛筆のスプライトを探すため[カテゴリー]欄で[もの]を選んで対象を絞り、鉛筆のスプライトを探し、サムネイルをクリックして選択して、[OK]をクリックします。
- 猫のスプライトのスクリプトをコピーするので、スプライトリストの猫のスプライトのサムネイルをクリックしてスクリプトを表示します。
- 猫のスプライトのスクリプトの一番上のブロックをドラッグして、スプライトリストの鉛筆のスプライトの上でドロップします。
- コピー結果を確認するので、スプライトリストの鉛筆のスプライトのサムネイルをクリックしてスクリプトを表示します。
- プロジェクトを実行するために、ステージの右上の緑の旗をクリックします。
猫も鉛筆も、移動し、線を描きました。
明日以降に、ペン先をそれらしい位置に変えたり、一度実行して描いた線を消したりする方法などを順次説明します。
下の動画は、別スプライトのスクリプトをコピーする操作の動画です。
今日ここまでで作ったプロジェクトは、Scratchコミュニティーサイトで公開しています。
このリンクからご覧ください。
その他参考ブログ記事:
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