このページでは、子供向けプログラミング言語 Scratch(スクラッチ)で、動作をプログラミングしてアニメーションを作成する基本として、[見た目]グループの[コスチュームを■にする]ブロックと[次のコスチュームにする]ブロックなどの使い方を説明します。
下に埋め込んだプロジェクトを使って説明します。
これは、可愛いバレリーナが4個のポーズを繰り返す動きをするプロジェクトです。
このプロジェクトの実行は、緑の旗をクリックして行います。
なお、このプロジェクトは永遠に動くように作ってあるので、プロジェクトを止めたいときは、ステージ右上の赤い八角形のボタンをクリックして強制終了します。
Scratchで絵、すなわち、スプライトの動作をプログラミングするには、そのスプライトのコスチュームの表示を次々に変えていくという方法をとります。
まず、対象とするスプライトに、形が異なるコスチュームを複数用意しておきます。
その上で、[見た目]グループの[コスチュームを■にする]ブロックや[次のコスチュームにする]ブロックなどを使用して、適当なタイミングで次々にコスチュームを変えて表示します。
バレリーナが4個のポーズを繰り返す動きをするプロジェクトの作成例
- 今回使わない猫のスプライトを削除します。
スプライトリストの猫のスプライトのサムネイルの上で右クリックし、[削除]にカーソルを合わせクリックします - 組み込みのライブラリから、スプライト「Ballerina」を選択します。
ステージ右下の[新しいスプライト]の一番左の図にマウスを合わせ[スプライトをライブラリから選択]と表示されたらクリックします
スプライトのライブラリが表示されます
スプライト[Ballerina]をクリックして選択し[OK]をクリックします - スプライト「Ballerina」のコスチュームを表示して確認します。
ブロックパレットの[コスチューム]タブをクリックします
コスチューム名「ballerina-a」「ballerina-b」「ballerina-c」「ballerina-d」の4個で構成されているのが確認できました - ブロックパレットの[スクリプト]タブをクリックしてブロックを表示します。
ブロックパレットの[スクリプト]タブをクリックします
ブロックパレットのブロックが表示されました
次に、スプライト[Ballerina]のスクリプトをプログラミングします。
- スプライト「Ballerina」の最初の姿をコスチューム「ballerina-a」にします。
[見た目]グループ[コスチュームを■にする]ブロックでコスチュームを「ballerina-a」にするため、[見た目]グループをクリックして表示します
[コスチュームを■にする]ブロックをスクリプトエリアにドラッグ&ドロップします
[コスチュームを■にする]ブロックの■をクリックして「ballerina-a」を選択します - 永遠に繰り返す処理をつなげます
[制御]グループの[ずっと]ブロックをスクリプトエリアに置くため、[制御]グループをクリックして表示します
[ずっと]ブロックをスクリプトエリアの[コスチュームを■にする]ブロックの下に付けてドラッグ&ドロップします - [ずっと]ブロックの内側に0.5秒毎にコスチュームを変えるプログラミングをします。
[制御]グループの[○秒待つ]ブロックをドラッグ&ドロップし、○の部分をクリックして「0.5」と半角で入力しエンターキーを押します
[見た目]グループの[次のコスチュームにする]ブロックでコスチュームを変えるため、[見た目]グループをクリックして表示します
[次のコスチュームにする]ブロックをスクリプトエリアの[○秒待つ]ブロックの下に付けてドラッグ&ドロップします - 実行のきっかけを組み入れます。
[イベント]グループ[緑の旗がクリックされたとき]ブロックをスクリプトエリアに置くため、[イベント]グループをクリックして表示します
[緑の旗がクリックされたとき]ブロックをスクリプトエリアのスクリプトの先頭に付けてドラッグ&ドロップします。
上記手順の動画はこちらです。
以上、これでプロジェクトが完成しました。
実際のプロジェクトの中身を見たい方は、こちらをクリックしてご覧いただくことができます。
なお、このブログ内容に関連して、オンラインエディターの開き方を確認したい方は、こちらのブログ記事、オンラインエディターでのプロジェクトの保存とオンラインエディターの終了方法を確認したい方は、こちらのブログ記事をご覧ください。
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