子供向けプログラミング言語Scratch:線を描く―消す:ペンで描いたものを消す

夏休み1日10分 ブログでScratch講習(大人向け):第1弾<絵を描く>3日目
3.絵を描く―消す:ペンで描いたものを消す
(1) [ペン]グループの[消す]ブロック

1日目のブログ記事2日目のブログ記事で作ってきたプロジェクトでは、スプライトをペンとして使用し、ステージに線を描きました。
このときの経験などでお気づきのとおり、Scratchではエディターを終了せずに続けて実行する場合、前の実行でペンが描いた線は自動的には消えず、次の実行に引き継がれます。
そこで、今回は、ペンで描いた線を消すことについて説明します。

[ペン]グループの[ペンを下ろす]ブロック実行から[ペンを上げる]ブロック実行までの間に、そのスプライトを[動き]グループのブロックで動かした軌跡によって線をひいたとき、その線を明示的に消すには[ペン]グループの[消す]ブロックを使います。

[ペン]グループの[消す]ブロック

・[ペン]グループの[消す]ブロックは、すべてのスプライトステージで使用できます。
・[ペン]グループの[消す]ブロックは、どこから使われたとしても、ステージ上のすべての線とスタンプの描画を消します。(スタンプについては、夏休み1日10分ブログでScratch講習(大人向け):第1弾<絵を描く>の9日目に説明する予定)
上記の2点からわかるように、あるスプライトスクリプトで[ペン]グループの[消す]ブロックが使われたとき、他のスプライトが描画した線も一緒に消されることを覚えておいてください。

2日目のブログ記事までで作ったプロジェクトを使って、[ペン]グループの[消す]ブロックのよくある使い方の1つを説明します。

線を消す方法の例:複数のスプライトで線をひいたとき

複数のスプライトが線をひくプロジェクトの場合、もう1つボタンのスプライトなどを用意して、それがクリックされたら線が消えるように作っておくことがあります。
今回は、2日目のブログ記事で作ったプロジェクトに、消すためのボタンのスプライトを自分で描いて作って追加します。
・新しいスプライト用の空のコスチュームペインを表示するため、スプライトリストの右上のペンの図にマウスを合わせ[新しいスプライトを描く]と表示されたらクリックします。
・作るスプライトの中心がどの位置になるか、コスチュームペインの右上角の十字のボタンをクリックして、大体の位置を覚えておきます(表示される十字の交点が中心)。
・今回は長方形のスプライトを用意するため、左側上から3番目の長方形のボタンをクリックします。
・作るスプライトの色を決めるため、コスチュームエリアの下で好きな色をクリックして選択します。
・全部塗りつぶしの長方形のスプライトを作るので、塗りつぶしのマークをクリックして選択します。
・長方形を描くため、長方形の角の1点になるところから対になるもう1点までドラッグします。
・描き直したい場合は、上部にある左方向に曲がっている矢印のボタンをクリックして1つ手前の操作まで戻して行います。
・長方形をこの形で確定するため、図以外のところをクリックします
・作ったスプライトを、ステージ上でドラッグ&ドロップして適当な位置に配置します。
・作ったスプライトに線を消すためのスクリプトを作るため、スクリプトタブをクリックします。
・[イベント]グループの[このスプライトがクリックされたとき]ブロックスクリプトエリアにドラッグ&ドロップします。
・[ペン]グループの[消す]ブロックをドラッグし、スクリプトエリアの[このスプライトがクリックされたとき]の下に付けてドロップします。
プロジェクト実行します。線がひかれます。
・線を消すため、先ほど作ったボタンをクリックします。うまく消せます。

次の動画は上記説明をまとめたものです。

次のテーマは、スプライトの位置の変え方に関することを取り上げる予定です。

今日ここまでで作ったプロジェクトは、Scratchコミュニティーサイトで公開しています。
このリンクからご覧ください。

その他参考ブログ記事:
子供向けプログラミング言語Scratch:線を描く―基本:スプライトはペンになる!

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