子供向けプログラミング言語Scratch:線を描く―表示/非表示:スプライトを表示する/隠す

夏休み1日10分 ブログでScratch講習(大人向け):第1弾<絵を描く>10日目
(1) [見た目]グループの[隠す]ブロック
(2) [見た目]グループの[表示する]ブロック

10日目の今回は、[見た目]グループの[隠す]ブロックと[表示する]ブロックをご紹介します。

当たり前のようですが、スプライトを生成すると、スプライトステージに表示されます。
このスプライトの表示/非表示を制御するブロックが、[見た目]グループの[隠す]ブロックと[表示する]ブロックです。
[見た目]グループの[隠す]ブロックは、表示されているスプライトを非表示にします。
逆に、[見た目]グループの[表示する]ブロックは、非表示のスプライトを表示します。

スプライトの表示/非表示の例:ボタンで表示/非表示を選択するプロジェクト例

今回は、猫のスプライトの表示/非表示を、他に2つ用意したボタンのスプライトをクリックすることで、制御するプロジェクトを作ります。
・猫を表示させるためのボタンのスプライトを作ります。
・組み込みのライブラリーから水色のボタンのスプライトを読み込みます。
・コスチュームペインで、白い文字を書くため、パレットで白をクリックします。
・文字を書くため、Tマークのボタンをクリックして、「SHOW」と入力します。
・猫を非表示にするためのボタンのスプライトを作ります。
・組み込みのライブラリーからオレンジ色のボタンのスプライトを読み込みます。
コスチュームペインで、オレンジのボタンのbutton-2-bをクリックし、文字を書くためTマークのボタンをクリックして「HIDE」と入力します。
・各スプライトスクリプトを作ります。
・猫のスプライトサムネイルをクリックしてスクリプトエリアを表示して、猫のスプライトには3つのスクリプトを作ります。
・猫のスプライトの1つめのスクリプトは、緑の旗がクリックされたとき、座標を(0,0)にし、猫のスプライトを表示にします。
・猫のスプライトの2つめのスクリプトは、[SHOW]のメッセージを受け取ったら、猫のスプライトを表示にします。
・猫のスプライトの3つめのスクリプトは、[HIDE]のメッセージを受け取ったら、猫のスプライトを非表示にします。
・SHOWのスプライトサムネイルをクリックしてスクリプトエリアを表示して、SHOWのスプライトスクリプトを1つ作ります。
スクリプトの内容は、SHOWのスプライトがクリックされたら、[SHOW]のメッセージを送ります。
・HIDEのスプライトサムネイルをクリックしてスクリプトエリアを表示して、HIDEのスプライトスクリプトを1つ作ります。
スクリプトの内容は、HIDEのスプライトがクリックされたら、[HIDE]のメッセージを送ります。
実行してみます

次の動画は上記手順の操作の例です。

このプロジェクトは、Scratchコミュニティーサイトで公開しています。
このリンクからご覧ください。

以上、これで、夏休み1日10分ブログでScratch講習(大人向け):第1段<絵を描く>を終了します。
10日間を通して、絵を描くことに関する知識が増えたことと思います。
夏休みの残りの時間で、1つゲーム作りなどに挑戦してはいかがでしょうか。
ご覧になっていただき、ありがとうございました。

その他参考ブログ記事:
子供向けプログラミング言語Scratch:線を描く―基本:スプライトはペンになる!

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